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2007.06.24

『ママと踊ったワルツ』

……アルコール依存症になった母親が飲まずにいられなかったのは、意志が弱かったからでも、悪い人だったからでもない。温かくて思いやりのある一人の人間が、アルコールという化学物質に依存する病気になり、その物質に支配されたためなのだ…… 本書54頁より


副題に、アルコール依存症の母親を持った娘たちの癒しの物語、とあります。
書誌情報は
エレノア・アグニュー/シャロン・ロビドー著、山本幸枝訳『ママと踊ったワルツ』保健同人社、2006年。

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昨年出た本です。アダルトチルドレンの問題を自分のものとして考えておられる方に、一読をお勧めします。
本書ですばらしいと思うのは、「アルコール依存症の母親を持った娘たち」の物語が、母親の死後にいたる長期的なスパンで描かれているということ。アダルトチルドレンを、告発やカタルシスの物語にまとめてしまうのではなく、長期間にわたる生き方の模索とその報告としてまとめたもの。

著者のお二人はまず当事者なのですが、彼女らが多くの女性たちにアンケートとインタビューを行ない、学術的にも興味深い(アルコール依存症女性の娘たちについての社会学)本となっています。

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