NHKビジネス英会話
いつも楽しみにしているラジオ番組にビジネス英会話というのがある。
これが面白いのだ。アメリカの広告会社に勤める人が主人公で、
職場環境の問題、最新のビジネス理論、仕事と家庭の両立、趣味、
働く母親のSOHO状況や、知的で自らblog発信するα-mumの話など、
多様なトピックが、正確なデータを提示しながら扱われる。
ちょっと登場人物のインテリ博識ぶりが鼻につくこともあるが。
英語はアメリカ英語だが、先々月から登場している新しいマネージャーが
イギリス人で、ローマ字読みのようなクイーンズイングリッシュをしゃべる。
平日夜11時15分からNHKAM第二放送で流れる。
再放送は2回、翌日と日曜日にまとめてだ。
私は携帯型のラジオつきプレーヤーでタイマー録音し、
朝の通勤で聞く。

(値は張ったので、妻にお願いして買わせてもらった。が、元は十分取れたと思う。
このプレーヤー、ICレコーダとして仕事にも活躍している)
まとまった量があり、知らない単語も多くて、
私には聞き落とすこともあるのだが、
内容が面白いので、後で見ても覚えやすい。
書店で売られている紙のテキストのほか、
インターネット上の音声つきテキスト、2週間遅れの音声のネット提供などもある。
私はパソコンを使う時間を減らすようにしているのでネット版はみない。
紙のテキストを毎月買い、電車の中で、また歩きながら聞く。
だいたい一月ぐらいで過去の音声は消してしまう。
昨晩4日は年頭の番外編で、リスナー代表とのディスカッションだった。
といっても素人さんではなく、英語教育の経験豊富な先生だ。
番組づくりで心を砕くこと、聞くときの工夫などは、心理学的にも興味深い話だった。
これを聞いて、長寿番組である理由がわかった。
私は3年前にアメリカから戻ったとき、英語を忘れないようにと聞き始めたのだが、
内容に興味を持てるということは、語学継続の必須条件だと思う。
興味を持てるから、自分の話題にもなる。
私の研究テーマはアメリカ宗教だった。
英語から逃げたかった15年前、調査先の宗教団体の歴史研究者に、英語で話を聞かせてもらうことになり、
これがチャレンジのきっかけになったと思う。
単語の使い方も聞き方も、今考えるとおかしかったと思うが、何冊か関連の本を読んでいたので、
聞くことも定まっていたし、話もだいぶわかった。
もう一つは上越教育大時代の米国理解プロジェクトで、今は日本女子大におられる田部俊充先生の
お手伝いで、現役教師のための米国研修を企画し、交渉し、下見した。
自分の専門分野ではない地理学が中心になっていたので苦労したのと、
(米国の(日本も?))常識を知らずに失敗をたくさんやらかしたが、とてもよい経験だった。
旅行で同行した先生方のやり方をまねさせてもらったところもある。
スーパーで買い物するようなときでも、レジで「このいい方はうまい」と思うと、メモをとってまねした。
結局、使わなければならないところに追い込まれないと覚えないとおもった。
一年間渡米しての仕事の機会を頂いたとき、
ヒントと励みになったのは、杉並の教育委員会で要職を務められている
藤原和博氏の「よのなか教科書 英語」。彼が学校現場で取り組んだ実例もある。
一言で言うと、英会話は自己紹介が基本、
自分の関心からしか話をすることができないのだから、
お仕着せの、海外旅行とショッピングの英会話に興味が湧かない理由もわかる。
私の関心はと問えば、心理、宗教及び宗教美術、サイクリング、写真のための
英語表現を集めていけば、しゃべることは容易になるはず。
実はこれと同じことを米国理解プロジェクトでもやっていて、地理学関係の単語を
たくさん覚えたことを思い出した。
AAの調査でも、やはり特定の単語がよく出てきた。
一つの転機は、英語で泣く、という感覚が実感できたこと。
感情を表現するのではなく、感情そのものが英語になる、
その感覚が、AAのミーティングなどでは、役に立った。
AAのメンバーは、英語を学んで、本場米国のAAについて知りたがっている人も多い。
話を聞くとかなりやり手のビジネスマンだったのが、お酒が元で
苦労された方もおられる。
「これはペン」「私はマイク」から始まった英語は、
人生の重みが加わった英語になろうとしている。
話を元に戻しますと、この番組、お勧めです。
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